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正しさに固執しない

今朝、子が服(フリル付きシャツとトレーナー)の順番を反対に来ていたので「順番逆じゃない?」と聞くと「かわいいから、うさぎ(の絵が描いてあるシャツ)が外がいいの」と返された。

いやいや、そんな着方誰もしないでしょ。
と順番を戻して着直しさせたが、子はうつむいて悲しそうにしていた。
その顔を見て、自分のくだらないエゴのために子の些細な喜びを消してしまっていたことに気付いた。

服の順番が逆で誰に迷惑をかける?
というか、逆でもそんなに違和感無くないか?
むしろ、逆が正解なのでは?
フリルのシルエットが保てるから、普通に逆に着るのが正解では…?

と自分の認知を矯正できたので、服の順番を戻して登園し皆がハッピーになりましたとさ。


コンピューターを相手にしてばかりいるから仕事中は正しさを優先することが多く、プライベートでも同じ考え方を適用しがちだけど、人生ってそうじゃないよねと思う機会が最近増えてきた。
手札が増えて嬉しい反面、コンテキストスイッチが苦手な私に使いこなせるか不安ではある。
あえてポジティブに捉えるなら、以前は自分自身に軸が無いから「正しさ」を拠り所にしていたけど、少しは人として成長して軸ができてきたってことなのかもね。
知らんけど。


育児の話に戻すと、正しさに固執しない方が良いとは言え、正しさを知る必要もあるから何でもかんでも思い通りにさせてあげられないジレンマもある。
元も子もないけど対人コミュニケーションに正解なんて無いだろうから、逃げずに少しずつでも勘所を掴んでいけたら良いな。